![]() Sip応答メッセージの送信インターフェースの制御
专利摘要:
本発明によれば、通信クライアント(C)は、SIPプロトコルに適合するシグナリングメッセージ(M)を通信サーバ(S)の第1のインターフェースに送信するための少なくとも1つの送信インターフェースを含む。クライアントおよびサーバは、通信ネットワーク(N1)によって接続される。本発明の通信クライアントは、その応答シグナリングメッセージ(R)を送信するために通信サーバによって使用されるインターフェースに関する指示をシグナリングメッセージ内に挿入するように構成される点で新規性がある。 公开号:JP2011507438A 申请号:JP2010538852 申请日:2008-10-27 公开日:2011-03-03 发明作者:フロマン,トマ;ルベル,クリストフ 申请人:アルカテル−ルーセント; IPC主号:H04L12-56
专利说明:
[0001] 本発明は、データ通信ネットワーク上でマルチメディアセッションを確立することを可能にするシグナリングに関する。より詳細には、本発明は、IETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース)のRFC3261によって定義されるSIP(セッションインビテーションプロトコル(Session Invitation Protocol))プロトコルに関する。] 背景技術 [0002] 図1は、SIPプロトコルを実装している簡素化されたアーキテクチャを示す。端末など、2つの通信要素CおよびSは、通信ネットワークNを経由して互いに接続される。これらの通信要素は、PCおよびPSと呼ばれる中継通信要素に接続されることが可能である。] 図1 [0003] 要素Cは、通信要素Sと通信セッションを確立することを望むと仮定する。そのために、要素Cは、要素Cが接続されたプロキシサーバPCにシグナリングメッセージmを送信する。この第1のメッセージは、通常、「Invite」SIPメッセージである。] [0004] 次いで、シグナリングメッセージは、通信要素Sが接続された中継要素PSに達する前に、図示されない一連の中継要素によって送信されることが可能である。このシグナリングメッセージmは、次いで、その受信側要素Sに送達される。] [0005] 第1の通信要素Cは「クライアント」と呼ばれ、第2の通信要素は「サーバ」と呼ばれるが、これらは機能的用語、すなわち、環境に応じて、通信要素が負うことが可能な役割である。クライアントは、サーバにシグナリングメッセージを送っており、当該サーバから応答を待つ要素である。] [0006] 通信クライアントおよび通信サーバは、図1の例におけるような通信端末であってよいが、通信クライアントおよび通信サーバは、IMS(「IPマルチメディアサブシステム」)アーキテクチャ内でCSCF(「呼セッション制御機能」)機能を実装しているサーバなど、アプリケーションサーバまたはシグナリングサーバであってもよい。] 図1 [0007] SIPシグナリングメッセージは、通信ネットワーク内でそれが経路指定されていることを確実にするための複数のヘッダ、ならびに、当事者がマルチメディアセッションを確立することを可能にする情報を備える。] [0008] これらのヘッダの中に、シグナリングメッセージの送信インターフェースおよび受信インターフェースを示すヘッダがある。] [0009] 「インターフェース」は、IPアドレス(IPv4またはIPv6)およびポート番号によって形成される対を指す。単一の通信要素は、複数のインターフェースを有し得る。単一の通信要素が、複数の通信ネットワークに属する場合、単一の通信要素は、複数のIPアドレスを有し得る。] [0010] 図2は、この状況の図を示す。] 図2 [0011] 2つの通信要素CおよびSは、2つの通信ネットワークN1およびN2を経由して接続される。したがって、クライアントCは、それぞれ、ネットワークN1およびN2に関して使用される2個のアドレスHC1およびHC2を有する。同様に、サーバは、それぞれ、ネットワークN1およびN2に関して使用される2個のIPアドレス、HS1およびHS2を有する。] [0012] これらの要素のそれぞれは、複数の部分を有する。すなわち、クライアントCは、ポートPC1、PC2、PC3、PC4、PC5、PC6を含み、サーバSはPS1、PS2、PS3、PS4、PS5、PS6を含む。] [0013] クライアントCがシグナリングメッセージMを送信するときはいつでも、クライアントCは、ヘッダ内にサーバSの識別子を示す。この識別子は、中継要素によって変換されることになる論理アドレスであってよく、または直接的にアドレスもしくは物理インターフェースであってもよい(すなわち、ポートが指定されてもよく、または指定されなくてもよい)。この識別子は、クライアントCがそこからメッセージを送信するインターフェース、ならびにクライアントCが応答を受信することを望むインターフェースも示す。これらの2つのインターフェースは、同じであってよく、または異なってもよい。] [0014] 図2の例では、シグナリングメッセージMは、インターフェースHC1/PC2からインターフェースHS1/PS2に送信され、その応答がインターフェースHC1/PC3に達することが所望されることを指定する。サーバSは、所望されるインターフェースHC1/PC3によって受信されることになるインターフェースHS1/PS3から送信された応答シグナリングメッセージRを用いて応答する。] 図2 [0015] しかし、クライアントCは、クライアントCがそこからサーバがクライアントCに応答MメッセージRを送信することを望むインターフェースを指定しなくてもよい。クライアントCがどのアウトプットインターフェースを使用するかを決定する方式は、実装形態に依存する。] [0016] しかし、場合によっては、あるインターフェースを別のインターフェースの代わりに使用する必要があることが判明する場合がある。例えば、これは、(「ネットワークアドレス変換」を指す)NATアドレス変換デバイスがクライアントCとサーバSとの間に配置される場合、またはシグナリングメッセージをトランスポートするために、IPsecなどのセキュアな通信プロトコルが使用される場合に当てはまる。] 発明が解決しようとする課題 [0017] サーバがシグナリングメッセージに応答するためにどのインターフェースを使用するかを決定することを検査するための機構を通信クライアントに提供する必要が存在する。] [0018] 本発明の目的は、この欠如に対処することである。] 課題を解決するための手段 [0019] 本発明の第1の対象は、通信サーバの第1のインターフェースに、SIPプロトコルに従ってシグナリングメッセージを送信するための少なくとも1つの送信インターフェースを備えた通信クライアントである。当該クライアントおよび当該サーバは、通信ネットワークによって接続される。本発明のクライアントは、その応答シグナリングメッセージを送信するために、通信サーバによって使用されるインターフェースに関する指示をシグナリングメッセージ内に挿入するのに適していることを特徴とする。] [0020] 本発明の一実施形態では、この指示は、その応答シグナリングメッセージを送信するために通信サーバによって使用されるアドレスを含む。] [0021] この指示は、通信サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するアドレスを選択するときに適合するための挙動を指定する予約語を含み得る。] [0022] この予約語は、少なくとも、 − 使用するアドレスが、第1のインターフェースのアドレスと同じであることを指定する予約語と、 − 使用するアドレスが、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、 − 使用するアドレスを決定するための意味的基準を示す予約語と を含むグループの中から選択されることが可能である。] [0023] この指示は、通信サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するポート番号をさらに含み得る。] [0024] この指示は、通信サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するために使用するポート番号を選択するときに適合する挙動を指定する予約語も含み得る。] [0025] この予約語は、少なくとも、 − 使用されるポート番号が、第1のインターフェースのポート番号と同じであることを指定する予約語と、 − 使用するポート番号が、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、 − 使用するポート番号を決定するための意味的基準を示す予約語と を含むグループの中から選択されることが可能である。] [0026] 同様に、通信クライアントが、シグナリングメッセージに応答するためにサーバによって使用される移送プロトコルを決定することを検査することを可能にすることに関して問題が生じる。] [0027] 通信クライアントは、サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルに関する第2の指示を挿入するように設計されることが可能である。] [0028] この第2の指示は、インターフェース関連の指示に加えて送信されることが可能であり、または単独で送信されることも可能である。] [0029] この指示および/または第2の指示は、例えば、「Via」ヘッダ内に挿入されることが可能である。] [0030] 本発明のもう1つの対象は、通信ネットワークから着信シグナリングメッセージを受信するための少なくとも1つのインターフェースと、応答シグナリングメッセージを送信するための第2のインターフェースとを備える通信サーバである。] [0031] このサーバは、着信シグナリングメッセージ内に含まれた指示に基づいて、第2のインターフェースを決定するようにさらに設計されることを特徴とする。] [0032] この指示は、第2のインターフェースに対応するアドレス、または第2のインターフェースに対応するアドレスを選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含み得る。] [0033] 後者の場合、予約語は少なくとも、 − 当該アドレスが、第1のインターフェースのアドレスを同じであることを指定する予約語と、 − 当該アドレスが、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、 − 当該アドレスを決定するための意味的基準を示す予約語と、 を含むグループの中から選択されることが可能である。] [0034] この指示は、その第2のインターフェースに対応するポート番号も含み得る。] [0035] この指示は、第2のインターフェースに対応するポート番号を選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含み得る。] [0036] この予約語は、少なくとも、 − 当該ポート番号が、第1のインターフェースのポート番号と同じであることを指定する予約語と、 − 当該ポート番号が、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、 − 当該ポート番号を決定するための意味的基準を示す予約語と を含むグループの中から選択されることが可能である。] [0037] サーバは、着信シグナリングメッセージ内に含まれた第2の指示に基づいて、応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルを決定するようにさらに設計されることが可能である。] [0038] この指示および/または第2の指示は、「Via」ヘッダ内に挿入され得る。] [0039] 本発明のもう1つの対象は、クライアントが、シグナリングメッセージをサーバに送信する第1のステップと、このサーバが、インターフェースからそのクライアントに応答メッセージを送信する第2のステップとを備える、通信ネットワークによって接続されたクライアントとサーバとの間でシグナリングメッセージを通信するための方法である。] [0040] この方法は、クライアントが、第1のステップに先立って、シグナリングメッセージ内に指示を挿入し、サーバが、前記第2のステップに先立って、この指示に基づいてインターフェースを決定することを特徴とする。] [0041] 本発明のもう1つの対象は、先に説明された通信クライアントまたは通信サーバを実装するように設計された通信端末である。] [0042] 本発明のもう1つの対象は、少なくとも1つのかかる端末を備えた通信ネットワークである。] [0043] 通信サーバおよび/または通信クライアントは、IMSアーキテクチャの仕様に従って、CSCF機能を実装している要素であり得る。] [0044] 本発明のもう1つの対象は、通信デバイスが、TCPプロトコルによって伝送された、アドレス変換デバイスの背後に配置された第2の通信デバイス向けの着信シグナリングメッセージを受信するとき、通信デバイスが、UDPプロトコルを使用して、第2のデバイスがTCPプロトコルを使用して応答を当該通信デバイスに送信し、応答メッセージを受信した後で、この着信シグナリングメッセージを送信しなければならないことを指定する指示を含むシグナリングメッセージをその第2のデバイスに送信するように設計された通信デバイスである。] [0045] 指示のこの追加は、RFC3261によって定義されたSIPプロトコルに依然として完全に適合する点に留意されたい。この追加は、「An extension to The Session Initiation Protocol (SIP)for Symmetric Response Routing」という表題の、RFC3581によって定義されたSIPプロトコルに対する拡張にも適合する。このRFCは、シグナリングメッセージを受信するためにサーバによって使用されるインターフェースに関する追加のパラメータ、すなわち、「received」および「rport」を定義する。したがって、これらは、サーバが使用するためのインターフェースに関する指示とは異なるパラメータである。この指示およびRFC3581のパラメータは、シグナリングメッセージ内に共存することが可能であり、または別々に使用されることも可能である。] [0046] 本発明およびその利点は、添付の図面を参照することにより、以下の説明においてより明瞭に明らかになるであろう。] 図面の簡単な説明 [0047] 通信サーバと通信クライアントとを互いに通信させる簡素化されたアーキテクチャを示す上述の図である。 それぞれが複数の通信インターフェースを有するクライアントとサーバとの間の通信を示す図である。 本発明の機構のアプリケーションを示す図である。 本発明の機構のアプリケーションを示す図である。 本発明の機構のアプリケーションを示す図である。 アドレス変換デバイス横断(traversal)の問題に関して、本発明の方法の使用を示す図である。] 実施例 [0048] SIPプロトコルに適合するシグナリングメッセージは、複数のヘッダを含む。] [0049] 「From」ヘッダ、「To」ヘッダ、および「Contact」ヘッダは、シグナリングメッセージを送受信する要素に関する。図1に示される例では、送信要素はクライアントCであり、受信要素は要素Sであると推定する。] 図1 [0050] プロキシサーバPCおよびPSなど、それぞれの中継要素は、再送信されたシグナリングメッセージに「Via」ヘッダを追加する。] [0051] この「Via」ヘッダは、それにより、ネットワーク内でシグナリングメッセージによって利用された経路にマーキングすることを可能にする。次いで、応答メッセージは、「Via」ヘッダを使用して、同じ経路を逆方向に利用することが可能である。このように交差するそれぞれの中間要素は、それ自身に関する「Via」ヘッダを取り除く。] [0052] 図2では、通信クライアントCは、シグナリングメッセージMの送信側である。通信クライアントCは、例えば、通信端末、または、より一般的には、UAC(「ユーザエージェントクライアント」)、もしくはアプリケーションサーバなどであってよい。] 図2 [0053] 通信クライアントCは、「SIPプロキシ」中継要素であってもよい。] [0054] 同様に、通信サーバSは、シグナリングメッセージの受信側であってよく、端末、アプリケーションサーバ、シグナリングサーバなどであってよい。] [0055] 通信サーバSは、「SIPプロキシ」中継要素の役割を果たすことも可能である。] [0056] IMS(「IPマルチメディアサブシステム」)アーキテクチャの場合、これらの通信要素は、CSCF(「呼セッション制御機能」)機能を実装しているシグナリング要素であり得る。] [0057] 念のため、「クライアント」および「サーバ」という用語は、シグナリングメッセージを送信するという状況に関して使用される。同じ通信要素が、クライアントとサーバの両方の役割を果たすことが可能である。例えば、端末は、別の当事者と通信セッションを開始するためのインビテーションメッセージを送信するときクライアントであり、次いで、別の端末からインビテーションメッセージを受信するときサーバになることが可能である。] [0058] これらの定義は、IETFのRFC3261の第6項に適合する。] [0059] 通信クライアントCは、通信ネットワークN1上でシグナリングメッセージMをサーバSに送信するための少なくとも1つの送信インターフェースを備える。] [0060] クライアントCがシグナリングメッセージMを送信するとき、クライアントCは「Via」ヘッダを挿入する。クライアントCがメッセージの送信側ではなく、中継要素として機能している場合、クライアントCは、このヘッダをすでに提示された「Via」ヘッダのリストに追加する。] [0061] このヘッダは、メッセージを送信するために使用される移送プロトコルを示して、クライアントが応答を受信することを望むインターフェースを識別する。] [0062] この「Via」ヘッダは、そのいくつかは必須であり、その他はオプションである、複数のパラメータを備える。] [0063] RFC3261によって提示された例に基づいて、「Via」ヘッダは、次の形態であり得る: Via:SIP/2.0/UDPerlang.bell−telephone.com:5060; branch=z9hG4bKa7c6a8dlze;] [0064] 「erlang.bell−telephone.com:5060」パラメータは、それぞれ、クライアントCのアドレスと、クライアントCが当該応答を受信することを望むポートとを表す。パラメータ「SIP/2.0/UDP」は、それぞれ、使用されたSIPプロトコルのバージョンと、クライアントとサーバとの間でシグナリングメッセージを送信するために使用された移送プロトコルとを決定する。] [0065] 図2の例では、かかる「Via」ヘッダは次の値を有し得る: Via:SIP/2.0/UDPHC1:PC3;branch=z9hG4bKa7c6a8dlze;] 図2 [0066] 本発明によれば、クライアントは、サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのインターフェース(すなわち、シグナリングメッセージを受信しているネットワーク要素)に関する指示を挿入するようにさらに設計されることが可能である。] [0067] このインターフェースは、サーバが、1個だけのIPアドレスを所有するとき、ポートによって決定されることが可能であり、またはサーバが、複数のIPアドレスを有する場合、IPアドレス/ポートの対によって決定されることが可能である。] [0068] その結果、この指示は、1つまたは2つの部分で構成されることが可能である。すなわち、1つはIPアドレス(「ネットワークインターフェース」)に関し、もう1つはポートに関する。] [0069] したがって、この指示は、アドレス、特に、IP(インターネットプロトコル)アドレス、または、SIPプロトコルに適合するURI(「ユニバーサルリソース識別子」)などの論理識別子を含む。] [0070] この指示は、ポート番号も含み得る。] [0071] この指示の様々な部分は、キーワードによってもたらされることが可能である。例として、キーワード「rpathHost」および「rpathPort」は、それぞれ、アドレス関連の部分と、ポート関連の部分とをもたらすために使用され得る。] [0072] 図2の例では、1つの可能な「Via」ヘッダは、以下であろう: Via:SIP/2.0/UDPHC1:PC3;branch=z9hG4bKa7c6a8dlze;rpathHost=HS1;rpathPort=PS3;] 図2 [0073] これらの2つの部分は、アドレス識別子またはポート番号ではなく、予約語を含んでもよい。この予約語は、通信サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのインターフェース(すなわち、アドレスおよび/またはポート)を選択するために実行する挙動を指定する。] [0074] かかる予約語は、使用するアドレスまたはポートが、サーバがメッセージを受信したアドレスまたはポートと同じであることを指定することが可能である。] [0075] かかる予約語は、使用するアドレスまたはポートが、ランダムに決定されなければならないことを指定することが可能である。] [0076] かかる予約語は、使用するアドレスまたはポートを決定するための意味的基準を示すことも可能である。] [0077] サーバが複数のアドレスを所有するとき、アドレス関連の部分だけに関して、もしくはポート関連の部分に関して、またはそれらの両方に関して、かかる予約語を使用することが当然可能である。後者の場合、予約語は、アドレスおよびポートと同一であってよく、または異なってもよい。] [0078] さらに、通信クライアントは、サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルに関する第2の指示を挿入するように設計されることが可能である。] [0079] この指示は、プロトコル識別子であり得る。この識別子は、利用可能な移送プロトコルのうちの1つの識別子、すなわち、TCP、UDPなどであり得る。] [0080] この指示は、プロトコル識別子ではなく、予約語であってもよい。この予約語は、通信サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルを選択するときに実行するための挙動を指定する。] [0081] かかる予約語は、使用するためのプロトコルが、シグナリングメッセージMに関して使用されたプロトコルと同じであることを指定することが可能である。かかる予約語は、使用されるプロトコルがランダムに決定されなければならないことを指定することが可能である。かかる予約語は、どのプロトコルを使用するかを決定するための意味的基準を示すことも可能である。] [0082] 図3、図4、および図5は、その指示によって指定された、サーバの様々な挙動の図を示す。これらの例では、説明をより明瞭にする目的で、クライアントUACおよびサーバUASは、1個のアドレスだけを有する。] 図3 図4 図5 [0083] この場合、インターフェースの概念は、ポートと組み合わされる。同様に、移送プロトコルに関する第2の指示は説明されない。しかし、これらの説明は、サーバUASが複数のアドレスを有する状況と、必要な変更を加えて、移送プロトコルとにも適用されるように、一般化されなければならない。] [0084] 図3、図4、および図5のこれらの例のすべてにおいて、クライアントUACは、シグナリングメッセージMをサーバUASのポート5060に送信する。そのIPアドレスは、192.168.0.1である。] 図3 図4 図5 [0085] 図3に示された状況において、「Via」ヘッダは、それにより、以下であり得る: Via:SIP/2.0/UDP192.168.0.1:5060;rpathPort=incoming;] 図3 [0086] この例において、「incoming」という語は、サーバUASが、メッセージMを受信したポートと同じポートから応答メッセージRをクライアントUACに送信することをクライアントUACが要求していることを指定する予約語である。したがって、サーバUASは、この予約語を使用することによって、送信ポートを決定し、したがって、ポート5060から応答メッセージRを送信する。] [0087] かかる挙動は、NAT(「ネットワークアドレストランスレータ」)アドレス変換デバイスまたはファイアウォールがサーバUASとクライアントUACとの間に配置された場合に要求され得る。これらのデバイスは、トラヒックが決定されたトランザクションに対応するときだけ、前記トラヒックが送信されることを可能にする。トランザクションが受け入れられると、対応するトラヒックはデバイスを横断することが可能であるが、任意のその他のメッセージは拒否される。したがって、応答シグナリングメッセージRが、アドレス変換デバイスによって、シグナリングメッセージMと同じトランザクションに属しているとみなされることが重要である。したがって、同じ経路、すなわち、同じアドレスおよび同じポートを利用することが必須である。] [0088] したがって、「incoming」という予約語は、応答メッセージが、確かに同じ経路を利用すること、したがって、これらのタイプのデバイスを横断することを可能にすることを確実にするために使用される。] [0089] 図4に示される状況において、「Via」ヘッダは、それにより、以下であり得る: Via:SIP/2.0/UDP192.168.0.1:5060;rpathPort=any 「any」というこの予約語は、クライアントUACが、サーバUASが応答Rを送信するためのポートをランダムに決定することを要求することを指定する。この例では、サーバUASは、応答メッセージRをクライアントUACのポート5060に送信するためのポート4567をランダムに選択する。] 図4 [0090] これは、クライアントUACが、IPSECに関してセキュアな経路など、サーバによって予約された経路を使用することを事前に知っていることを可能にし得る。] [0091] その他のサーバ挙動モデルがクライアントによって要求される可能性があることも想像され得る。例えば、クライアントは、サーバによって使用されるポートが受信ポートと異なることを要求する可能性があることが想像され得る。] [0092] 予約語は、使用するポートを決定するための意味的基準を示すことも可能である。この意味的基準は、例えば、特定のポートを要求する機構であり得る。] [0093] かかる機構は、RFC2401によって定義されるようなIPsec(「インターネットプロトコルセキュリティ」)であり得る。この例は、図5によって示される。1つの可能な「Via」ヘッダは、以下である: Via:SIP/2.0/UDP192.168.0.1:5060;rpathPort=ipsec;] 図5 [0094] 予約語は「IPSEC」であってよく、かかる予約語を備えるメッセージMを受信しているサーバUASは、どのポートがこのIPsec機構と関連付けられるかを決定し、IPSECプロトコルの仕様によって求められるように、応答メッセージRをこのポートから送信する。] [0095] 本発明のこの例示的な実施形態は、今まで不十分に処理されてきた技術的な問題を解決する。知られている技法は、着信シグナリングメッセージを解析して、IPSEC機構が求められるかどうかを決定するために、UASサーバ内(したがって、潜在的に、SIPプロトコルを実装している任意のデバイス内)で追加のソフトウェア手段を実装することからなる。そうである場合、サーバUASは、IPSECに関連するポートを使用する。] [0096] したがって、この解決法は、SIPシグナリグメッセージの処理に負担を生み出すソフトウェア手段が追加されることを必要とする。] [0097] この場合、本発明は、これらのソフトウェア手段を迂回し、デバイスがIPSEC機構を知っていることを単に要求することを可能にする。] [0098] その他の意味的基準に対応するその他の予約語を設定することも可能である。例えば、ある種の予約語は、(「VoIP」、「インスタントメッセージング」...のような)トラヒックのタイプに対応することが可能であり、それにより、データフローが分類されることを可能にする。かかる実施形態は、ポートだけを調べて、データフローに関して、制御を容易に実行すること、または統計を作成することを可能にし得る。例えば、問題になる可能性のあるフローが、対応するポートを閉鎖することによって中断されることが可能である。] [0099] 同様に、第2の指示は、通信サーバによって使用されなければならない移送プロトコルを指定することを可能にする。] [0100] したがって、通信クライアントは、サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルに関するこの第2の指示をシグナリングメッセージ内に挿入するように設計されることが可能である。通信サーバは、同様に、着信シグナリングメッセージ内に含まれた第2の指示に基づいて、応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルを決定するように設計されることが可能である。] [0101] この第2の指示は、「rpathTransport」などのキーワードによってもたらされることが可能であり、プロトコル識別子(TCP、UDPなど)またはサーバが実行するための挙動を指定する予約語からなり得る。] [0102] これらの予約語は、第1の指示に関して使用された予約語と類似してよい。] [0103] 別の予約語(例えば、「nochange」)は、応答メッセージが、初期のシグナリングメッセージに関して使用されたプロトコルと同じプロトコルによって伝送されることになる旨を示すことが可能である。特に、このプロトコルがUDPである状況において、予約語「nochange」は、この応答メッセージの長さが、それを超えるとSIPメッセージの送信が通常TCPにスイッチングするしきい値(通常、1300バイト)を超える場合でも、UDP移送プロトコルが応答メッセージに関して使用されることになる旨を示す。] [0104] したがって、第2の指示を使用することは、デフォルト機構を迂回して、特定の挙動を負わせることを可能にする。] [0105] 本発明は、適切な形で、NATアドレス変換デバイスの横断および/またはファイアウォールの横断の問題を解決することも可能にする。] [0106] 図6は、これらの目的のための本発明の一実施形態を示す。] 図6 [0107] アドレス変換デバイスNATは、スペース、すなわち、私設ネットワークPRIと、公共スペースPUBとを定義する。] [0108] 私設ネットワークPRI内に配置されたデバイスAは、厳密に言えば、任意の公共アドレスを有さない。公共ネットワークと(または、その他の私設ネットワークとではあるが、公共ネットワークの中継を介して)通信するために、これらのデバイスは、NATアドレス変換デバイスを介してそれらのメッセージを送信しなければならない。このデバイスは、それらのメッセージに公共アドレスを動的に割り当てて、プライベートアドレスが動的に割り当てられた公共アドレスに置き換えられるように、発信メッセージに必要な変更を行う。] [0109] NATデバイスは、公共ネットワークから到着しているメッセージを経路指定することが可能であるように、プライベートアドレスと公共アドレスとの間の結合を保存する。プライベートアドレスは、知られておらず、私設ネットワークPRIの外部では意味を持たないため、これらのメッセージは、実際には、デバイスAの公共アドレスだけを含む。逆に、NATデバイスによって動的に割り当てられたこの公共アドレスは、メッセージが私設ネットワークPRI内に経路指定されることを可能にしない。NATデバイスは、アドレス変換を逆に実行して、公共アドレスをプライベートアドレスに置き換えるために、保存された結合を使用する。] [0110] しかし、これらの結合は一時値を有する。] [0111] TCP(「トランスポート制御プロトコル」)プロトコル内で、最後のTCP接続メッセージから一定の期間が経過すると、この結合は、NATデバイスによって削除されることになる。] [0112] さらに、期限切れ時間を新たにする以外に理由もなく、メッセージを送信することによって、TCP接続を人工的に維持することは有害な可能性がある。実際には、TCP接続は、当事者のそれぞれの中にリソースを必要とし、デバイスが大量のTCP接続を管理しなければならなくなると、配備問題が生じる。] [0113] 一般に、NATアドレス変換デバイスは、公共領域PUB内に配置されたデバイスBから来るTCP接続を禁じるファイアウォールも実装する。このデバイスBは、TCPプロトコルによって伝送されるメッセージを私設領域PRI内に配置されたデバイスAに送信するが、デバイスAの主導で作成された既存のTCP接続を介してだけ送信する。] [0114] SIPプロトコルは、前述のように、様々なプロトコルによって伝送されることが可能であるが、TCPプロトコルは、ある種のアプリケーションおよびある種の状況に関して、TCPプロトコルを不可欠にする様々な利点を有する。] [0115] したがって、デバイスBが、事前に存在している任意のTCP接続なしに、TCPプロトコルによって伝送されるSIPシグナリングメッセージをデバイスAに送信することを望むとき、問題が生じる。] [0116] 例えば、これは、デバイスBが「SIPプロキシ」中継シグナリング要素であるときに当てはまる。例えば、これはP−CSCF(「プロキシ−呼セッション制御機能」)要素であり得る。] [0117] この要素は、デバイスA向けのインビテーションメッセージを受信する。このインビテーションメッセージは、通常、その目的がインビテーションメッセージの送信側との通信セッションを受け入れるようデバイスに要求するSIP「Invite」メッセージ(図示せず)である。このTCP要求メッセージは、TCPプロトコルによって伝送され、このTCPプロトコルを使用して、被呼者に送信されなければならないと推定する。] [0118] その場合、デバイスBは、デバイスA向けのシグナリングメッセージMを送信する。] [0119] NATアドレス変換デバイスを横断するために、デバイスBは、接続を必要としないUDP(「ユーザデータグラムプロトコル≫)プロトコルを使用して、このメッセージMを送信する。] [0120] デバイスBは、このメッセージ内に、デバイスAが移送プロトコルとしてTCPプロトコルを使用して、応答を送信しなければならないことを指定する指示を挿入する。本発明の一実施形態では、デバイスBは、「rpathTransport=TCP」パラメータを「Via」ヘッダ内に挿入する。] [0121] UASサーバとして機能しているデバイスBは、応答メッセージRをUACクライアントとして機能しているデバイスAに送信する。] [0122] この応答メッセージRは、2個のデバイスの間にTCP接続を生み出す。] [0123] 応答メッセージRが受信されると、次いで、デバイスBは、先に受信された要求メッセージMIを送信する。] [0124] 応答メッセージRによって接続がすでに開かれているため、この要求メッセージMIは、TCPプロトコルを使用して送信されることが可能である。] [0125] 本発明は、したがって、「Via」ヘッダは元のメッセージプロトコルと、応答に関して要求されたプロトコルの両方を指定するため、「Via」ヘッダが可能にしなかった、元のメッセージに関して使用されたプロトコルとは別の移送プロトコルを使用して、応答を要求することを可能にする。] [0126] したがって、本発明は、NATの背後に配置されたデバイスに対して、TCPを使用して、SIP要求メッセージを送信する問題を解決することを可能にする。]
权利要求:
請求項1 通信サーバ(S)の第1のインターフェースに、SIPプロトコルに従ってシグナリングメッセージ(M)を送信するための少なくとも1つの送信インターフェースを備える通信クライアント(C)であって、前記クライアントおよび前記サーバが、通信ネットワーク(N)を経由して互いに接続されており、その応答シグナリングメッセージ(R)を送信するために、前記通信サーバによって使用されるインターフェースに関する指示をシグナリングメッセージ内に挿入するように設計されることを特徴とする、通信クライアント。 請求項2 前記指示が、前記通信サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するアドレスを含む、請求項1に記載の通信クライアント。 請求項3 前記指示が、前記通信サーバが、その応答シグナリングメッセージを送信するためにどのアドレスを使用するかを選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含む、請求項1に記載の通信クライアント。 請求項4 前記予約語が、少なくとも、−前記使用されるアドレスが、前記第1のインターフェースのアドレスと同じであることを指定する予約語と、−前記使用するアドレスが、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、−前記使用するアドレスを決定するための意味的基準を示す予約語とを含むグループから選択される、請求項3に記載の通信クライアント。 請求項5 前記指示が、前記通信サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するために使用するポート番号を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信クライアント。 請求項6 前記指示が、前記通信サーバがその応答シグナリングメッセージを送信するためにどのポート番号を使用するかを選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含む、請求項5に記載の通信クライアント。 請求項7 前記予約語が、少なくとも、−前記使用されるポート番号が、第1のインターフェースのポート番号と同じであることを指定する予約語と、−前記使用するポート番号が、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、−前記使用するポート番号を決定するための意味的基準を示す予約語とを含むグループから選択される、請求項6に記載の通信クライアント。 請求項8 その応答シグナリングメッセージを送信するために前記通信サーバによって使用されるためのプロトコルに関する第2の指示をシグナリングメッセージ内に挿入するように設計された、請求項1から7のいずれか一項に記載の通信クライアント。 請求項9 前記指示が「Via」ヘッダ内に挿入される、請求項1から8のいずれか一項に記載の通信クライアント。 請求項10 通信ネットワーク(N1)からの着信シグナリングメッセージ(M)を受信するための少なくとも1つのインターフェースと、応答シグナリングメッセージを送信するための第2のインターフェースとを備えた通信サーバ(S)であって、前記着信シグナリングメッセージ(M)内に含まれた指示に基づいて、前記第2のインターフェースを決定するようにさらに設計されることを特徴とする、通信サーバ(S)。 請求項11 前記指示が、前記第2のインターフェースに対応するアドレスを含む、請求項10に記載の通信サーバ。 請求項12 前記指示が、前記第2のインターフェースに対応するアドレスを選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含む、請求項10に記載の通信サーバ。 請求項13 前記予約語が、少なくとも、−前記アドレスが、前記第1のインターフェースのアドレスと同じであることを指定する予約語と、−前記アドレスが、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、−前記アドレスを決定するための意味的基準を示す予約語とを含むグループから選択される、請求項12に記載の通信クライアント。 請求項14 前記指示が、前記第2のインターフェースに対応するポート番号を含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の通信サーバ。 請求項15 前記指示が、前記第2のインターフェースに対応するポート番号を選択するために実行するための挙動を指定する予約語を含む、請求項14に記載の通信サーバ。 請求項16 前記予約語が、少なくとも、−前記ポート番号が、第1のインターフェースと同じであることを指定する予約語と、−前記ポート番号が、ランダムに決定されなければならないことを指定する予約語と、−ポート番号を決定するための意味的基準を示す予約語とを含むグループから選択される、請求項15に記載の通信クライアント。 請求項17 前記着信シグナリングメッセージ(M)内に含まれた第2の指示に基づいて、前記応答シグナリングメッセージを送信するために使用するためのプロトコルを決定するように設計された、請求項10から16のいずれか一項に記載の通信サーバ。 請求項18 前記指示が「Via」ヘッダ内に挿入される、請求項10から17のいずれか一項に記載の通信サーバ。 請求項19 クライアントが、シグナリングメッセージをサーバに送信する第1のステップと、前記サーバが、応答メッセージをインターフェースから前記クライアントに送信する第2のステップとを備えた、通信ネットワークによって互いに接続された前記クライアントと前記サーバとの間でシグナリングメッセージを通信するための方法であって、前記クライアントが、前記第1のステップに先立って、前記シグナリングメッセージ内に指示を挿入し、前記サーバが、前記第2のステップに先立って、前記指示に基づいて、前記インターフェースを決定することを特徴とする、方法。 請求項20 請求項1から9のいずれか一項に記載の通信クライアントおよび/または請求項10から18のいずれか一項に記載の通信サーバを実装するように設計された通信端末。 請求項21 請求項20に記載の少なくとも1個の端末を備える通信ネットワーク。 請求項22 前記通信サーバおよび/または前記通信クライアントが、IMSアーキテクチャの仕様に従って、CSCF機能を実装している要素である、請求項21に記載の通信ネットワーク。 請求項23 TCPプロトコルによって伝送された、アドレス変換デバイス(NAT)の背後に配置された第2の通信デバイス(A)向けの着信シグナリングメッセージ(MI)を受信するとき、UDPプロトコルを使用して、応答(R)を通信デバイスに送信するために使用される前記第2のデバイス(A)向けのインターフェースに関する指示を含むシグナリングメッセージ(M)を前記第2のデバイスに送信し、前記応答メッセージを受信した後で、前記着信シグナリングメッセージ(MI)を送信するように設計され、前記指示が、前記応答がTCPプロトコルを使用しなければならないことを指定する、通信デバイス(B)。 請求項24 前記第2のデバイスが、請求項17または18のいずれか一項によるサーバである、請求項23に記載の通信デバイスを含む通信システム。 請求項25 前記指示が「Via」ヘッダ内に挿入される、請求項24に記載の通信システム。
类似技术:
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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